2013年1月24日木曜日

デスクトップPC向けTrinity「A10-5800K」「A8-5600K」をレビュー。新世代APUの3D性能はどこまで向上した

。 A10-5800KはHD 6570を超える3D性能Llanoからの上積みは大きく,HDG4000も圧倒  では,テスト結果を順に見て行こう。グラフ1は「3DMark 11」(Version 1.0.3)の「Entry」および「Performance」プリセットの総合スコアをまとめたものだ。  A10-5800KのスコアはHD 6670の89?95%程度で,HD 6570と比べると118?123%程度。A8-3870Kやi5-3570Kを子供扱いしている。PerformanceプリセットでHDG4000搭載のi5-3570Kにダブルスコアというのは見逃せないところだ。  シェーダプロセッサ数が256基とA10-5800K比で3分の2となり,Diablo3 RMT,GPUクロックも若干下がったA8-5600Kも,A10-5800Kほど景気よくはないものの,カバル RMT,HD 6570比で92?96%程度のスコアを示し,A8-3870Kやi5-3570Kに対しては有意なスコア差を示した。  そんな3DMark 11で,Performanceプリセットにおけるスコアの詳細を見たものがグラフ2である。物理シミュレーションの処理性能を見る「Physics Score」ではi5-3570KがTrinityの2製品を圧倒するものの,GPU性能を見る「Graphics Score」,そしてGPU性能とCPU性能をセットで見る「Combined Score」ではTrinityが逆転しており,GPU性能に優れるTrinityが,3DMark 11で競合に対して優位に立ち回っているのが見て取れよう。  実際のゲームタイトルから,グラフ3は,「Battlefield 3」(以下,BF3)のスコアをまとめたものである。  ベンチマークレギュレーション12.2では低負荷設定でもグラフィックス描画負荷はかなり高めということもあって,「グラフィックスメモリをメインメモリと共用する」という分かりやすいボトルネックを抱えたA8-5800Kのスコアは,3DMark 11のときよりもHD 6670から大きく離される。そのギャップは実に25?26%程度だ。ただ,それでもHD 6570よりは若干ながら高いスコアを維持し,A8-3870Kに対しては1.5倍以上というスコアを保持しているのは評価していいと思われる。  A8-5600Kも,対A8-3870Kで31?34%程度,対i5-3570Kで25
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