2013年2月20日水曜日

極私的コンシューマゲームセレクション:第17回「戦国BASARA2」_4

。さらに敵武将として,本願寺顕如/浅井長政/片倉小十郎/風魔小太郎/お市が登場するようになるなど,大幅にボリュームアップしている 登場武将一覧?プレイヤー武将 前田慶次/伊達政宗/真田幸村/長曾我部元親/毛利元就/豊臣秀吉/竹中半兵衛/織田信長/濃姫/上杉謙信/かすが/武田信玄/猿飛佐助/前田利家/まつ/ザビー/いつき/明智光秀/森蘭丸/島津義弘/本多忠勝/宮本武蔵 ?敵武将 片倉小十郎/風魔小太郎/北条氏政/浅井長政/お市/本願寺顕如/徳川家康/今川義元  戦国BASARA2には22人のプレイヤー武将,8人の敵武将が登場する(武将とは呼べない人物や,オリジナルキャラクターも一部含まれているが)。だが,この登場武将数が多いか少ないかは,本作の魅力を語るうえでさほど重要なことではない(と思う)。個人的に注目すべきは,史実をベースとしながら大胆なアレンジが加えられた,登場武将達のキャラクター設定なのである。  一般的な戦国時代モチーフのゲームを考えた場合,上記のラインナップで考えるならば,最もインパクトのあるキャラクターは,傾奇者(かぶきもの)としてのイメージが強い前田慶次,あるいは第六天魔王としての織田信長,もしくは俗説の女性説をベースとした上杉謙信あたりになるのではないだろうか。  ところが本作では,上記3人がインパクトという意味において特別目立つということはない,aion RMT。いや,cabal rmt,織田信長は声優 若本規夫氏の熱演によって命を吹き込まれてかなりの魔王度が表現されているし,上杉謙信にしても,宝塚歌劇団の「男役」を彷彿させるキャラクター設定がほどこされている。歴史ファンにとっては想定の範囲内のアレンジかもしれないが,本来ならばかなり目立ったキャラクターになるはずだ。  しかし,本作の根底にあるのは,“婆娑羅”的であることだ。婆娑(沙)羅とは,サンスクリット語で金剛石(ダイヤモンド)を意味する語が元になっていると言われている。ダイヤモンドが石を砕くことから,音楽や舞楽においては本式から逸れ,派手に目立つように演じることを指したとされている。また,権威や伝統,常識などを度外視し,自由奔放な言動やド派手好みなどをアピールする大名は,南北朝期には婆娑羅大名と呼ばれていた。  戦国BASARAシリーズは,ある意味傾奇者よりも突き抜けている婆娑羅者が揃っているわけだから,あの前田慶次の印象がかすんでしまうのも,無理からぬこと。さらに,そんな婆娑羅的なキャラクター設定に加えて,「スタイリッシュ」であることも意識されているのだから,本作の登場武将達はそれはもう大変なことになっているわけである
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