2013年2月21日木曜日

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第181回「ダウンロードと遠距離恋愛」 _2

。要するに,売り手の都合が良くても,買い手がそれを良しとしなければ経済活動は成立しないってこと。  この場合で言うと,売り手がモノではないゲイムにお金を出せるかどうかが,ポイントね。というのも,ブーツ,人間,形があると安心する,この心理って大きいのよ。目に見えているし,手で触れることができるから。  遠距離恋愛がうまくいきにくい理由と一緒。例えば,1か月に1回会うカップルがいるとしましょう。これが,近くに住んでいるか遠くに住んでいるかで,心境が変わったりするのよ。近いと安心するでしょ? 遠いと不安になるでしょ? 近いと「何かあったときにすぐに会える」って思える。そう簡単に何かなんてないのに。会う回数が同じでも,きっとそういう心理ってあると思うのよ。つまり私も遠距離恋愛をし,不安を消すという名目でとっとと結婚するという手段を選べば,どおり今年中に結婚できるような気がしなくもないんだけど,そう考えてみると本当に結婚したいのか? という問題に直面し,すぐにはうなずけない自分に気付いたり。  話を戻すわね。ゲイムも一緒で,そこに確実に存在するという,Diablo 3 Gold,安心感にお金を払っている部分って,大きいんじゃないかと私は思ってるの。結果,メンタル的な部分に。  私が生業にしているプロレスで例えましょう。よく聞かれるんですよ。「なんであの関節技でギブアップしてしまうのか? ロープに逃げるまで我慢すればいいじゃないか」と。プロレスには,ロープから外に手首や足首が出れば,互いに相手から離れなければならないという不可解なルールがあるの。通常はロープエスケープと呼ばれるんだけど,要するにはロープに逃げればフォールや関節技?締め技が無効になるという認識でいいかと。だから,見ている側からすると,ロープを掴むまで我慢すればいいじゃないか,ということになるわけですね。  でもこれは,皆さん勘違いをしています。多くの場合,我々は関節技が痛くてギブアップするんじゃないんです。関節技は痛いんだけれども,我慢できます。もちろん,我慢ならないものもあります。でも,たいていは我慢できます。ただ,ロープが遠い場合,長く我慢しなきゃいけないという絶望感に,心が折れてしまうのです。突き詰めると,メンタル面が弱いからギブアップをしてしまうわけですね。  だから,身体を鍛えているイメージが強いでしょうが,プロレスラーにとって本当に大切なのは心の強さなのです。スクワットは身体を鍛えるためではなく,心を鍛えるためにヤっていて,気付いたら副産物的に身体も鍛えられていただけなのですよ
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