。 テスト結果取得条件は以下のとおりだ。 液冷システムの安定度をチェックするものとしては,「システムに100%の負荷をかけ続けて,何時間耐えるかを検証する」という定番の手段があるが,今回はテストスケジュール(=機材貸出期間)の都合により,そこまでの時間が取れなかった。ご了承いただきたい。 というわけで,まずグラフ1はアイドル時のスコアである。CPU温度は液冷と空冷で極端な違いは出ていないが,シングルCPU動作時は液冷,デュアルCPU動作時は空冷がそれぞれ若干有利とはいえるかもしれない。Aquagate Maxのポテンシャルを見るという意味では,意義深いデータといえそうである。 3DMark06実行時は,当然のことながらGPU温度がぐっと上がるものの,液冷と空冷の違いは出ておらず,COSMOS Sが搭載する側板のファンが効果を発揮している印象だ(グラフ2)。一般的なPCケースでは,CPUの液冷化を行うと,CPUファンによる空気の対流が減り,いきおいグラフィックスカードの温度は上がりがちだが,側板に巨大なファンを搭載するCOSMOS Sならその心配はない。Aquagate Maxとの相性がいい感じだ。 CPU温度は,シングルCPU動作時に,4コアの平均で8℃弱の違いが出ている。一方,デュアルGPU構成では,3DMark06の処理に8コアだと余裕が生まれるのか,液冷と空冷で大きな違いは生じていない。 グラフ3はSkulltrailの8コアを生かすテストモード「Cave」を持つロスト プラネット実行時の結果。メモリ負荷の高い同タイトルだけに,DQ10 RMT,FB-DIMM温度は,PCケース内の対流が少ない液冷が不利な傾向になる。CPU温度はシングルCPU時だと液冷が有利だが,デュアルCPU時はAquagate Maxの限界も見える。 なお,デュアルCPU動作時にGPU温度が一段低くなっているのは,GPU温度が閾(しきい)値を超え,GPUクーラーのファン回転数が1段階高まったためだ。 最後にCPUベンチマークとなる午後べんち実行時だが,デュアルCPU時は8コアCPUの性能がフルに発揮されていない印象で,rmt,CPU温度は3DMark06実行時と同じような傾向に見せている(グラフ4)。 COSMOS Sとの組み合わせでTDP 150W CPUを冷却スマートに冷却したいなら,選択肢としてアリ 製品ボックス。Shuttle製のキューブPC(XPC)でも入っているのではないかと思うほど大きい
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Zタトゥー
14 年前
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